過去のサロン

第 91回キンカ東京サロン

【日時】 2009年(平成21年)2月19日(木)18:00 – 19:00

【場所】 住友化学 参宮寮

【話題】  「何故ヨルダンか、ヨルダンとそこから見た世界」

【話題提供者】  元 JICA(独立行政法人国際協力機構)シニア海外ボランティア 工学博士 大格 登 氏

<内容>

今年のキンカ東京サロンは「驚愕」を年間テーマに掲げました。それは景気が良くないと予想されている2009年にこそ、「驚愕のアイディア、発明、発見に繋がる話題提供をお願いしましょう」と言うことが根底にあったからです。先ずは、たいへん変わったキャリアをお持ちの大格登さんに登場して頂きます。大格氏は九大工学部合成化学科卒。米国留学、日、米、欧の化学会社やエンジニアリング会社で研究開発や経営企画等に携わった後JICAの仕事に飛び込み、マレイシア、ヨルダンに滞在されました。今回は最近2年間滞在されたヨルダン (イラク、サウジアラビア、シリア、パレスチナとイスラエルに囲まれた小国) での経験を中心に、日本では考えられないものの見方や、氏が感じ取った発見などを含めて、非日常的なお話が聞けるものと思っています。また、大格さんは豊な化学企業における経験もお持ちですが、今回はあまり化学にこだわらないと言うことでお願いしました。

第 90回キンカ東京サロン

【日時】 2008年(平成20年)11月19日(水)18:00-19:00

【場所】 住友化学 参宮寮

【話題】 「錯体触媒とその可能性」

【話題提供者】 東京大学大学院工学系研究科 化学生命工学専攻 教授・工学博士 野崎 京子 氏

<内容>

2008年の最終例会は、東京大学大学院の野崎京子教授に「錯体触媒とその可能性」と題してお話していただきます。野崎さんは、今年、女性科学者にとって名誉ある猿橋賞を受賞されました。この受賞は京都大学時代からの金属錯体触媒を用いる極性モノマーの精密重合に関する成果が評価されたもので、「不斉重合」という新しい分野は国際的にも高く評価され日本IBM 科学賞も受賞されています。また、この研究は生体関連材料などへの応用も期待されるところです。 現在、野崎教授は4大学と4企業が参加するプロジェクト、二酸化炭素をエポキシドと共重合させる「CO2を利用した高機能脂肪族ポリカーボネート樹脂の開発について」のリーダーも務めておられます。

第 89回キンカ東京サロン

【日時】 2008年(平成20年)9月18日(木)18:00 – 19:00

【場所】 住友化学 参宮寮

【話題】 「DDSへの高分子ミセルの利用」

【話題提供者】 財団法人神奈川科学技術アカデミー 横山「高分子ナノメディカル」プロジェクトプロジェクトリーダー 工学博士 横山 昌幸 氏

<内容>

2008年9月例会は、KASTの横山昌幸さんに「DDSへの高分子ミセルの利用」と題してお話いただきます。横山さんは、現在、(財)神奈川科学技術アカデミーで平成16年からスタートした横山「高分子ナノメディカル」プロジェクトのプロジェクトリーダーとしてお仕事をなさっていらっしゃいます。来年3月までの5年プロジェクトですでにいくつかの成果を生み出してこられました。今回は、人に優しいDDS(ドラッグ デリバリー システム)用の高分子開発の最前線についてお話していただきます。

DDSは、薬物療法をより有効に、かつ安全、容易にするシステムです。従来種々の高分子が用いられてきましたが、DDSのための本格的な高分子開発は限られていました。ここでは、薬物を作用部位に選択的に運ぶターゲティングとしての新しい合成高分子ミセルを応用する研究と開発の話題をご提供します。

 

第 88回キンカ東京サロン(夏季合宿)

【日時】 2008年(平成20年)6月27日(金)~28日(土) 1泊2日

【場所】 和光純薬工業(株)湯河原研修センター

【話題】

1) 「MOTTTAINAIは人類最大の課題-LCD用化学品の開発に携わって-」

   長瀬産業㈱マーケティング企画室・テクノロジーオフィサー(NPO法人 もったいない学会理事) 小川 修 氏

2) 「ライフサイエンスの光と影-化学は鞍馬天狗である-」

    THS研究所所長(元 三共㈱副社長) 平岡 哲夫 氏

3) 「一人では何もできない-若者よもっと元気を出せ-」

   山陽技術振興会会長(元 クラレ㈱専務取締役) 安井 昭夫 氏

<内容>

恒例のキンカ東京サロン夏季合宿、今年も和光純薬・湯河原研修所をお借りして、一夜、活発に討論を交わしながら過ごすことを企画しました。今回は、キンカ東京サロン第八十八回(末広がり)を記念(祈念)する合宿にしたいとの願いを込めて、当サロン発足当時から大変お世話になった安井昭夫さん(当時クラレ(株)専務取締役)に倉敷からお越しいただき、私どもに発破をかけていただくことにしました。年間テーマのバイオ・ライフサイエンスについては平岡哲夫さん(元 三共(株)副社長)にその光と影についてふれていただきます。また、歩留まり数パーセント時代からLCD用化学品の市場開発に携わってこられた小川修さん(長瀬産業)MOTTAINAIを話題に昨年のテーマでもあったエネルギー問題にも触れていただきます。この会が、いつも以上に談論風発の会になることを祈っています

第 87回キンカ東京サロン

【日時】 2008年(平成20年)4月17日(木)18:00 – 19:00

【場所】 住友化学 参宮寮

【話題】 「分子シャペロンの抗体医薬への展開」

【話題提供者】 積水化学 開発研究所・バイオグループ長  土居 淳 氏

<内容>

今年は「再生医療、ヘルスケアー等、ライフサイエンスに焦点を当てた話題」を中心にキンカ東京サロンを進めています。その第2弾、4月例会を、積水化学の土居 淳さんに「分子シャペロンの抗体医薬への展開」と題して、お話していただくことになりました。土居さんは、積水化学の開発研究所でバイオグループ長としてお仕事をなさっていらっしゃいます。シャペロンとは、若い女性が社交界にデビューする際付き添う熟女のことだそうです。素敵な抗体医薬に出会うために分子シャペロンなる熟女は如何なるお導きをしてくださるのか興味がわいてきます。その現場に立ち会われている土居さんの興味深いお話が聞けるものと思われます。

アイテム: 76 - 80 / 169
<< 14 | 15 | 16 | 17 | 18 >>