第133回キンカ東京サロン(夏季合宿)

 


【日時】 2017年6月23日(金)18:00~24日(土)10:00 1泊2日

【場所】 マホロバ・マインズ三浦(最寄り駅:京急三浦海岸)

<当日の話題>*話題提供順

泉 優佳理 氏(科学技術コミュニケーター) 

演題:『"ドラえもんのポケット、もしくは・・"~人の望みのベクトルと化学産業』

【内容】

サイエンス、そしてテクノロジーは、人類の飽くなき好奇心と、よりよく暮らしたいという願望によって進化し続け、それを化学産業が具現化してきました。しかし人々はさらにその先を望み、安全・安心という言葉のもとでは困難な場面も生じます。人々の願望と化学産業の接点で大事なことは何か、コミュニケーションの観点からお話しさせていただきます。

 

寺尾 啓二 氏(株式会社シクロケム 代表取締役社長)

演題:『世界で一番小さなカプセル~シクロデキストリン・ナノテクノロジー』

【内容】

シクロデキストリンは0.4~0.6ナノメートルの空洞を持った世界で一番小さな天然の分子カプセルであり、日本では環状オリゴ糖と呼ばれ特に食品分野において良く知られている。2000年以降に経済的な製造が始まり、最近では食品用途以外にも医薬品、化粧品、塗料、繊維、地球環境など、実に様々な分野で利用されるようになった。ここでは、注目すべき応用例について紹介する。