過去のサロン

第133回キンカ東京サロン(夏季合宿)

 


【日時】 2017年6月23日(金)18:00~24日(土)10:00 1泊2日

【場所】 マホロバ・マインズ三浦(最寄り駅:京急三浦海岸)

<当日の話題>*話題提供順

泉 優佳理 氏(科学技術コミュニケーター) 

演題:『"ドラえもんのポケット、もしくは・・"~人の望みのベクトルと化学産業』

【内容】

サイエンス、そしてテクノロジーは、人類の飽くなき好奇心と、よりよく暮らしたいという願望によって進化し続け、それを化学産業が具現化してきました。しかし人々はさらにその先を望み、安全・安心という言葉のもとでは困難な場面も生じます。人々の願望と化学産業の接点で大事なことは何か、コミュニケーションの観点からお話しさせていただきます。

 

寺尾 啓二 氏(株式会社シクロケム 代表取締役社長)

演題:『世界で一番小さなカプセル~シクロデキストリン・ナノテクノロジー』

【内容】

シクロデキストリンは0.4~0.6ナノメートルの空洞を持った世界で一番小さな天然の分子カプセルであり、日本では環状オリゴ糖と呼ばれ特に食品分野において良く知られている。2000年以降に経済的な製造が始まり、最近では食品用途以外にも医薬品、化粧品、塗料、繊維、地球環境など、実に様々な分野で利用されるようになった。ここでは、注目すべき応用例について紹介する。

第132回キンカ東京サロン

 

【日時】2017年4月20日(木)18:00~19:00(19:00~21:00 食事付交流会)

【場所】住友化学参宮寮(小田急線参宮橋駅から徒歩1分)

【話題提供者】

Smartium株式会社 代表取締役 江川 崇 氏

株式会社システムラボラトリ 画像処理ソリューションビジネス ジェネラルマネージャ 小澤 泰生氏

 【話題】「機械学習の可能性と活用事例」

<内容>

機械学習とは、"データから学習する能力"をコンピューターに与えるテクノロジーのひとつです。機械学習を用いることによって、人が自己の知識や経験に基づき大量のデータを自ら分析してルールを導出するのではなく、代わりにコンピューターがデータを解釈し、その知識を引き出して人に提供したり、コンピューター自身が予測・判断することができます。本セッションでは、主に自然言語処理や画像解析の分野で我々が実際に取り組んでいる機械学習の活用事例を幾つかご紹介すると共に、機械学習の基本的な概念や展望について簡単に説明します。我々は異業種のソフトウェアエンジニアですが、機械学習のテクノロジーそのものは業種や分野を問わずこれまで以上に大きな役割を果たす期待があります。本セッションの内容が皆さんの今後の活動に対する何らかのきっかけやヒントになれば幸いです。

第131回キンカ東京サロン

【日時】2017年2月16日(木)18:00~19:00      

【場所】住友化学参宮寮(小田急線参宮橋駅徒歩1分)

【話題】「シクロデキストリンの化学-環境浄化から抗がん剤の研究開発まで-」

【話題提供者】ナノデックス(株)代表取締役 服部憲治郎氏

<内容>

環状オリゴ糖であるシクロデキストリンは、環境にも人体にも安全です。直径も高さも約1ナノメートルの底なしバケツのような形をしています。水溶性でバケツの内側に様々な疎水的物質を取り込む機能があります。環境ホルモン除去にも、抗がん剤を取り込み癌細胞に届けるDDSキャリアとしても有用です。全く新規なオートファジー誘導型抗がん剤や機能性食品の開発にも使えそうです。

第130回キンカ東京サロン

【日時】2016年11月17日(木)18:00~19:00       

   *19:00-21:00 サロン風懇親会

【場所】住友化学参宮寮(小田急線参宮橋駅徒歩1分)

(地図)→https://www.singaaso.or.jp/event/sanmiyamap.pdf

【話題】「酒とアンチエージングの化学」

【話題提供者】昭和大学薬学部 前客員教授 佐藤 和恵 先生

<内容>

 老化は加齢(エイジング)。そのエイジングの原因の一つ、免疫機能の低下を防ぐためには、適度な運動、良質な睡眠、ストレスを貯めない、禁煙、適度な飲酒、笑う、食生活の改善などが言われます。適度な飲酒を勧める文献は見当たりませんが、焼酎、ビール、日本酒、ワインの活性酸素の消去能を測定し、それぞれの抗酸化能を比較、ワインや日本酒の適度な飲酒はストレスを軽減し、老化を抑制することが明らかになりました。ことに日本酒は各種のヘルシー効果があり、糖尿病予防、癌の予防、抑制、脳血管障害の予防、骨粗鬆症予防、老化抑制、美白効果やあれ肌予防(美肌)など、色々な効果があることが分かってきました。

第129回キンカ東京サロン

【日時】2016年9月15日(木)18:00~19:00

【場所】住友化学参宮寮

【話題】「スペシャルティケミカルの現状、課題、将来」

【話題提供者】IHSグローバル株式会社 IHSケミカル部門 上席アナリスト 井野口義夫 氏

<内容>

最近の化学企業による世界的な脱石油化学の傾向の中で、それぞれの企業は将来ビジネスとして高付加価値、高機能を持った化学品などへの可能性を模索しています。今回はスペシャルティケミカルを世界的な視点から様々な切り口で分析し現状、課題、将来について解説いたします。現在スペシャルティケミカルの世界市場は約55兆円程です。これをマーケット別(建設、電子、化粧品、インク、製紙、繊維、食品添加剤、飼料添加剤、プラスチック添加剤、水処理剤、潤滑油、潤滑油添加剤、ゴム薬品、鉱業化学品、油田用薬品、工業用清浄剤、画像用薬品など)、及び機能別(ポリマー、塗料、バイオサイド、吸水性樹脂、界面活性剤、難燃剤、腐食防止剤、触媒、接着剤&封止材、香味料&香料、抗酸化剤など)に分析し現状、課題、将来について解説いたします。またそれぞれの各地域(北米、中南米、欧州、中東&アフリカ、アジア)別にも分析しています。今後のビジネス展開の参考になれば幸いです。

アイテム: 31 - 35 / 166
<< 5 | 6 | 7 | 8 | 9 >>