第141回キンカ東京サロン

第141回キンカ東京サロン

【日時】2019年02月21日(木)18:00~19:00 (19:00~21:00 食事付交流会)

【場所】一般社団法人 明専会 東京センター(九州工大鳳龍クラブ)

【話題提供者】

理化学研究所、情報システム本部、研究開発部門、コーディネータ

姫野龍太郎先生(工学博士)

【話題】そば打ち名人の技、その身体の動きは普通のプロとは違うのか

(内容)身体の動きを捉えるモーション・キャプチャー・システムを使って、そば打ちの動作を、若い職人と名人の計測を行い、比較した。その結果、名人の動きは体幹の筋肉の比率がどの工程でも約半分、残りが上肢と下肢となった。一方の若い職人では上肢の比率が高いことが分かった。このことから、名人はより太い体幹の筋肉を使うので疲れにくく、しかも、全体のプロセスをより短い時間でこなせるのに対し、若い職人では細い腕の筋肉を使うことから、より疲れやすく、時間も長くかかっていることが明らかになった。